愛しき暗黒時代

昨日に引き続き昨年の話で恐縮だが、年末に久々に学生時代の旧友から「同窓会やるけど、来ない?」的な連絡があった。
十数年前に少人数でこじんまりやって以来、同窓会なんて参加したことないし興味もなかった。だってさ、「中高一貫の男子校の同窓会なんてどうなんだ、それ?」ってカンジっしょ?(笑)“オレの人生史”(大袈裟ね・笑)的には、6年間男子校だった中高時代はずっと“暗黒時代”だったもんな。でも卒業からちょうど30年経つから気になってて、「そろそろ同窓会に出席してみて、当時の悪友に会ってみるのも面白そうだな。」と。ちゃっかり自分の事を棚に上げて、「初老の中年をからかいに行ってみっか!?」と。
てなワケで神田駅で待ち合わせだったので、まずは上野・アメ横。昨日書いた通りいろいろ寄り道して、ちょいと時間が余ったので、いつもの居酒屋『えんぱち』(TYOの『超』のジャケットのお店ね)へ。超旨いヤキトリとかモツ煮込みとかで軽く一人呑みで景気を付ける(←何の景気?)
で、駅まで迎えに来てくれた旧友と共に会場の居酒屋へ。そこは初参加のオレにはあまりにも衝撃的な光景。オッサンだらけだ。や、すまん、オレもだ。同級生だもんな(笑)総勢30人位いたかな?全員がサイコーな笑顔で迎えてくれた。ちょっとウルっとキた。

盛り上がり過ぎてオレも一緒に撮ってもらうの忘れた…
パっと見で顔と名前が一致するヤツなんてごく少数。申し訳ないが記憶がぶっ飛んで思い出せないヤツも沢山いた。なんせ中学は50人の4クラス、高校なんて50人の15クラス=約750人だったもんな。同じクラスになったことないヤツも沢山いたワケ。もう同窓会以前の問題だよな(笑)
でも酒が進むと知らないヤツとも談笑し始めるの(笑)「担任、誰だった?」とか言いながら。そんな状況だから、当然仲良しだったクラスメイトとは思い出話が弾みまくり。長いヤツなんて13歳頃からの付き合いだからね。時の経つのも忘れ、声が嗄れちゃう程談笑。『約20年前デビューしたばっかりの頃に、一早くオレを深夜のTV番組で発見してくれて同級生に広めてくれた。』とかいう話でまわりのヤツが盛り上がってるのを聞いてると、ホント感無量だったよ。アタマは薄いわ白髪だわメタボリックだわシワが増えちゃってるわで、どいつもこいつもエラいコトになってるんだけど、なんだかみんなとっても愛おしく思えた。

鍋とか刺身の盛り合わせとか居酒屋の宴会コースメニューがヤケに似合っちゃってたりしてね。
最後は、『♪朝は呼ぶ 大東京の 空明け染めて 我ら若き桜花 日本の希望』と軍歌のような校歌を全員で熱唱。「古臭くってカッコ悪いなぁ、歌いたくねぇなぁ…」って当時いつも歌ったフリしてごまかしてたアノ曲を、オッサン達が笑いながら茶化しながら歌ってるのを30年振りに聴くと、ちょっと感動。思わず一緒に歌い出すオレ。「また来年も元気でお会いしましょう!」と幹事のヤツが挨拶したの聞いて、ウンウンなんて頷いちゃったりしてね。
 “中高一貫の男子校・暗黒時代”。イヤな思い出とか辛い時期だったりとか自分で勝手にそんなふうに変に記憶に刷り込んじゃってたのかもしれない。思い出話は楽しい話ばっかり。男子校も捨てたもんじゃねぇな。チャラチャラしてるのはオレぐらいなもんだったのはちょっと寂しかったけどね(笑)旧友が悪友が、暗黒時代にもささやかな明かりや小さな光、そして夢や希望があったのを30年後に思い出させてくれた。「あの暗黒の6年間があって今があるんだな…」と今まで何度も思い返してきたけど、この歳になってまた自分の中で学生時代の捉え方が変わったかも。「良い思い出より悪い思い出のほうが強く深く記憶に残る。」って誰かが言ってたもんな。暗黒時代にも以外と楽しく素敵な思い出が沢山あったってワケだね。
「よっしゃ、老いた桜花達! 今年も元気にすごしてまた一緒に呑もうぜ!」

2012.01.11 (Wed) 20:04:22