三十数年前の12/20

さっきボーッと『あれ?確か12/20ってなんかあった日だよなぁ?』と考えていたら、かなり昔の記憶に辿り着いた。たぶん探せば写真の1枚もでてくるんだろうが、保育園児の頃12/20にクリスマス会があったのだ。しかも顔面に巨大な絆創膏を貼ってカラダのあちこちに包帯を巻いて。今になっても思い出すってことは幼心に強烈なインパクトがあったんだろうし、きっと必死な想いでクリスマス会に参加したんだろう。

当時近所の荒川土手に行くと、毎回のようにいつもの悪ガキ軍団とその頃流行った『段ボールスベリ』をしていた。近所に土手がある人ならわかってくれると思うが、オシリに段ボールを敷いて土手の上から猛スピードで滑り降りるのだ。これがまたオトナでも盛り上がる程楽しい(オレだけか?)。恥ずかしながら未だに実家に帰るとやる時があるくらいだ。特にこの季節は寒いけど土手の芝が程良く枯れて滑りやすいんだな。家が洋品店だから段ボールが売る程あったのでいつも友達に分けてあげていた。デカい段ボールで寝っ転がって頭を下にして逆さまに滑り降りたり、スケボーやスノボーのように段ボールに立ち乗りしたりする荒技もガキの頃からやっていた。

クリスマス会前日の12/19。その日も『段ボールスベリ』に没頭していた。いつもは広場やゴルフ場がある土手の内側に向かって滑る事が多かったが、その日は調子にのってデンジャラスな事がしたくなってしまい暴挙に出た。普通土手は二段になっているのだが土手の外側に一カ所だけ段がなく、頂上から一番下まで一気に滑れる場所がある。でも外側は一番下には当時まだ柵もなく更に下には抜け道で交通量の激しい道路が通っているのだ。ここまで書けばなんとなく想像がつくだろう。血気盛んなオレは勢い余ってものの見事に体勢を崩しながら一番下まで滑り落ち、コンクリートに激突し道路に投げ出されて大ケガをした。その瞬間は何が起きたかわからず呆然としていたが、次第にカラダのあちこちから流血しそれを見たのと強烈な痛さで大声で泣きわめいた。一緒にいた友達に救助され家まで泣きわめきながらも連れて行ってもらい、両親は店で忙しかったのでおばあちゃんに病院(これがまた実は自分が生まれた病院だったりする)に連れて行ってもらった。
おばあちゃんにはいつもいつもお世話になったし心配や迷惑かけっぱなしだったなぁ。両親と三人で育ててくれたようなもんで本当に感謝してますわ。

勿論長い人生沢山ケガはしたが、骨折した事もなければ入院した事もない。しかしこのたった5、6歳の頃の大ケガは本当に不幸中の幸いが重なった。まずコンクリートに叩き付けられ顔に負ったケガは見事に右目と鼻の間。何センチかズレていたら確実に右目は失明していただろう。そして右手首に負った深い傷は今でも残っているが、これも何センチかズレていたら動脈を突き破り大出血していただろう。それ以外にもカラダ中擦り傷だらけだったし、更にはもしも道路に車が走っていたら確実にあの世行きだったはずだ。うわあ、今考えても恐ろしい。相当悪運が強かったんだなぁ。

んで笑っちゃうのがそんな大ケガをおしてまでちゃっかり翌日のクリスマス会に参加してる図太いオレ。写真があったらどうにかアップして魔除けやお守りにでもしてもらいたかったけど、あいにく見当たらないや。でもこの話を書いてたら懲りもせず年甲斐もなくまた過激な『段ボールスベリ』がしたくなった。いやいやそのくらい盛り上がるんだって。お〜い、そのうち大会でも開かないか?

2006.12.20 (Wed) 0:00:00