地獄の鐘の音

コアなロックファンやマニアックなAC/DCファンには「邪道だぜ!」と言われそうだが、
オレにとってのAC/DCのベストフェイバリットソングは、なんと言っても『HELLS BELLS』だ。
AC/DCを最初に聴いたのはライヴアルバム・『IF YOU WANT BLOOD, YOU’VE GOT IT』で、
『WHOLE LOTTA ROSIE』とか『THE JACK』とかすぐに気に入り大好きになったが、
ちょうどその頃、残念な事にシンガーであるボン・スコットが亡くなったのだ。
しかしその後、シンガーとして新しくブライアン・ジョンソンが加入した。
その再起第一弾のアルバムが『BACK IN BLACK』である。
当時17歳だったオレにとってリアルタイムの作品。国内盤発売前に輸入盤を買って聴きまくった。
タイトルナンバーの『BACK IN BLACK』や『YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG』など
代表曲の多いアルバムだが、中でもやっぱしオレはオープニングを飾る『HELLS BELLS』が大好き。
今でも『HELLS BELLS』は聴くたびに、もうすぐ47歳のオレ(笑)を17歳に引き戻してくれる。

そんなAC/DCの9年振りの来日公演を観に、さいたまスーパーアリーナに行って来た。
勿論9年前の3度目の来日時も横浜アリーナで超盛り上がったし、
2度目の来日時の’82年の武道館公演も観に行き、袖をぶっちぎったワッペンだらけのGジャン着て、
超大盛り上がりでヘッドバンギングしまくったのを鮮明に覚えてる。当時19歳。血気盛んでしたぜ!
「ステージセットとか照明とか音響とかがすごいぜ!」とか、「客層はどんなカンジかね?…」とか、
同業者(笑)の目で見なきゃいけないポイントが多々あったし、確かに世界を廻ってるのと同じ
ステージセットは強力だったが、それすらただの演出。そんなことよりメンバー本人達だ。
どうしてもアンガス・ヤングがクローズアップされがちだけど、ブライアンもマルコムも
クリフもフィルも「コレがロックバンドだ!」的な一体感でサイコーだ!
新旧織り交ぜたベストな選曲で構成された約2時間のショーで、完全にオレは17歳に引き戻された。
感動のステージをありがとう!

賞をもらっても動じず、「それよりもライヴに足を運んでくれるオーディエンスが
喜んでくれる事が嬉しい。」って言い切るアンガス達メンバー。
きっと「そんなん、どうでもいいぜ!」って言うかもしれんが、
前述の『BACK IN BLACK』という名盤、これまでに全世界で4200万枚売れていて、
音楽史上2番目に売れたアルバムらしい。更には全てのアルバムの総計が2億万枚だという。
自分勝手なコトだが、17歳の頃輸入盤で買って聴きまくったアルバムが時代や世代を
超えてベストセラーになってる事が、なんだかとっても誇らしくとっても嬉しい。
しかもリリース当時爆発的に売れていた記憶がないので、きっとずっとずっと売れ続けて
いるんだろう。それがまた素晴らしいと思う。
ちなみに『BACK IN BLACK』、当時買った輸入盤レコードとプラケーのCD、’00年のリマスター盤の
紙ジャケのCD、’03年のリマスター盤のCDって具合に4枚持っている。
音は最終リマスター盤がいいけど、
今はなんだか初めて買ったアナログレコードをもう一度聴きたい気分だ。

P.S. モトリー・クルーの’08年来日公演のS.E.(S.E.前のB.G.M.?)が『HELLS BELLS』だったのは、
なんだか物凄く興奮したし、物凄く嬉しかったな。あの“鐘の音”を聴くと超アガるもんな…

ROCK AND ROLL AIN’T NOISE POLLUTION,
ROCK AND ROLL AIN’T GONNA DIE…

2010.03.15 (Mon) 0:00:00