REQUIEM FOR TATS

実家で暮らしていたタツが逝ってしまって、2ヶ月が過ぎようとしている。未だに思い出して物凄くやるせなく、やりきれない切ない気持ちになる。

超多忙だった4月上旬、合間を縫って実家へ顔を出した。つい2週間前までオレに駆け寄り甘えてたタツが、実家の片隅でグッタリと横たわっていた。かろうじて息はしてるものの、目はクシャクシャして開けられない状態で、ツヤツヤだった毛並みもパサパサになってて痩せ細り酷く衰弱していた。オフクロに訊くと、どうやらノラネコ特有の感染症が急に発症して、あっという間に病状が悪化してしまったらしい。同居している叔父さんが何度か病院に連れて行ったが、もうどうにも手の施し用がないと診断されたようだ。
あまりに突然に悲しい現実を突き付けられ、オレはイイ歳をして名前を呼びながら声を上げて泣いた。涙が溢れて止まらなかった。何度もノラネコを看取ったことのあるオフクロでさえドン引きするぐらいに、しばらく号泣し続けた。タツのそばに寄り添うことしか出来ずに。泣きながら何度も話しかけたけど、か細く声を振り絞るように悲しげに「ミィーン」と返事してくれるだけ。もう食べる気力すらなく、やっとちょっと水を舐めるだけだった。
今にも息絶えてしまいそうな危篤病状のタツに、ずっと寄り添って看取ってあげたかったけど、何しろレッスンで大阪へ出かける前日で帰宅せざるを得なかった。「ちゃんと最期まで面倒見るから、後は私達に任せな。」と言うオフクロに託して、胸が張り裂けるような想いで実家を後にした。

タツを看取ってあげられなかったのが無念で、時々絶望的な気持ちになりながらも、自分のバースデーイベントがあったりで、その後もまだ慌ただしい日々をすごし、ちょうどおばあちゃんの命日に10日振りぐらいに実家に行った。「現実を受け入れざるを得ないじゃん…」と自分に言い聞かせつつ。
オフクロに訊くと「こないだアンタが来た2日後に眠るように静かに息を引き取ったよ。来る度にいつもアンタが可愛がってたから、タツも死ぬ前に会いたかったんだろうね…」と。可愛がっていた伯父さんが実家の庭に埋葬してあげたと言う。その日もその埋葬された庭でまたしばらく泣いた。大好きなおばあちゃんに線香を手向けて、「タツをよろしくね。」と伝えた。

ここまでの3点の画像はどれも今年の3月下旬のもの。こんなに元気だったのにね…短い間だったけどタツと一緒に仲良く暮らしたチャオも何だか元気なくてとても寂しげだった。
元々ノラネコで、確か1年半ぐらい前から実家の庭で暮らすようになったタツ。メッチャメチャ愛嬌があって人懐こくて、いつもニャアニャアと超元気だった。食欲旺盛で喜んで豪快にバクバク食べるので、行く度にいつも沢山ゴハンをあげてたら、オレに物凄く懐いてくれた。行く度に歓迎のダンスをしてくれたし、スリスリしまくったり、ヒザの上に乗ったり、とにかくいろいろとアピールしてくれた。

ガラス越しに立ち上がっちゃって、「ゴハンちょうだいよ!」ってアピールしてるタツ。かわいくて会う度に写メを撮りまくった。このブログやFacebookにも何度も登場させた。いつも「かわいい!」と大好評ですごく嬉しかった。
例外はあるにしても、通常ノラネコの寿命は、室内飼いの猫の半分とか1/3とからしい。屋外でしかもノラとして暮らすのは、想像以上に過酷なんだろうと、こんな梅雨の時期の雨の日には張り裂けそうになる。タツは何歳で逝ってしまったんだろう? きっとまだ若かったんだろうに。本当に本当に未だにとても悲しい。我が家のモプやキィや、実家のチャオ、それに近所のノラネコ達に、「タツの分まで長生きするんだぞ。」と、あの日以来いつもいつも話しかけている。
タツ、出会ってくれて、懐いてくれて、和ませてくれて、癒してくれて、そして楽しい想い出をたくさんくれて、どうもありがとう! ずっとずっと忘れないよ。Rest in peace…

2014.06.12 (Thu) 3:08:37